資料詳細
項目 | 内容 |
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資料番号 | CH00005556 |
形状 | 図書・文書(印刷・記録) |
資料名 | 創立者直筆原稿(肉筆草稿) |
作者 | 三浦幸平 |
設置場所 | |
コレクション名 | |
計測値 W(mm) | 350 |
計測値 D(mm) | 500 |
計測値 H(mm) | |
分類 | 中部大学の歴史/図書・文書 |
解説 | 創立者、三浦幸平先生手書きの草稿(肉筆原稿)。学園発行の記念誌である「結晶」第一集(1961年創刊)の、挨拶文「学園の沿革と建学の精神」の下書きと思われる。筆致や文面から、開学へ向けて注がれた熱意が伝わってくるようである。学校法人中部大学の礎である名古屋第一工学校は、1938年に創立した後、1945年の戦災で全焼し、その後十数年の苦難の時代を経て、高等学校の復興が完成した。「結晶」は、まさにその年に創刊した。「(「結晶」創刊に際し)茲に創立二十五周年の記念日を迎え、且つまた復興五ヶ年計画の完成を記念し、多くの方々の日頃の御援助の精華の一端を集め、恩師眞嶋正市先生の名言を記念し『結晶』と題してこの小冊子を刊行する(「結晶」第一集の「発刊のことば」より)」、「学園建学の理想である総合的な工業教育を具体化する文化運動の一つのあらわれ(同、編集後記より)」。「結晶」は以後も、学園の節目を迎える時期に、教育環境をめぐる未来をみつめる特集を組み、折々の時事的な課題を学園内外で共有する試みとして発行を続け、創刊からのバトンを継承している。 「<技術は人なり>ということを、わたしは常々いっていますが、技術はその人の精神のあらわれだと思います。ただ単にものをつくるというのではなく、その人のすべてが結集されたものが、技術となってあらわれ、そこにものがつくられるのだと思います。弓で矢をはなつときにも、熱中するとほかのものは消えうせて、的だけが見えるようになるのと同じで、そうならないと、本当の技術は生まれてこないものです。わたしの不言実行の精神でできた学園に、真嶋正市先生は「結晶」という言葉をおくってくださった。結晶というものは純粋でなければ固まらないのです。先生のお考えは、不言実行によってできたものが、純粋な良質の魂でなければ結晶しないという意味をふくんでいると思います。学園は良い精神の結集であることが大切なのです。」(「創立者のことば」より) |