資料詳細
項目 | 内容 |
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資料番号 | CH00005602 |
形状 | 自然史 |
資料名 | ゴマシジミ |
作者 | 日本産蝶類藤岡コレクション |
設置場所 | 中部大学(蝶類研究資料館)(非公開) |
コレクション名 | 日本産蝶類藤岡コレクション |
計測値 W(mm) | 41 |
計測値 D(mm) | |
計測値 H(mm) | |
分類 | 自然史 |
解説 | 現在、一般公開しておりません。 和名:ゴマシジミ ラテン語:Maculinae teleius (Bergstrasser, 1779) 英語名:Scarce Large Bulue 亜種名:北海道・東北亜種:ssp. ogumae (Matsumura, 1910) 本州中部亜種:ssp. kazamoto (H. Druce, 1875) 八方尾根・白山亜種: ssp. hosonoi (A. Takahashi, 1973) 中国・九州亜種: ssp. daisenis (Matsumura, 1926) 雄雌の区分:♂ 採集地:V.Fujioka 採集年:28,Aug.,1970 採集者:K.H 主な特徴: 形態的特徴:日本産のシジミチョウの中では最も変異、すなわち、地理変異、個体変異が激しい蝶の一つである。一般的特徴は、シジミチョウとしては大型で、前後翅表は褐色の地色に青色鱗粉が散在するが同一産地では♂のほうが♀より広範囲となる。裏面は♂♀とも、灰白色の地色に名称の由来のゴマ粒状の黒点を前後翅の外縁、亜外縁、丹表す。近縁の大ゴマシジミも類似の斑紋を持つが、前後翅裏面にも青色鱗粉が散布され青白色を帯びることから区別される。 生態的特徴:年1化。出現期が遅い蝶の代表。多くの地で早くても7月下旬、通常8月上旬から出現する。9月にも羽化直後の新鮮な個体を見る。 生態的には日本のシジミチョウの中では特異でアリと共生する。すなわち食餌植物のワレモコウの花穂に産卵された卵は孵化して幼虫になると花穂の中心 部に潜りそこで成長する。秋も深まり4令になると地上に降りクシケアリに運ばれてその巣で越冬する。その間アリの巣の中で、アリの幼虫や卵を餌として食し、翌春には蛹となり晩夏にアリの巣穴から出て羽化する。 食餌植物:バラ科のワレモコウ、ナガボノワレモコウ、カライトソウなどワレモコウ類 主な分布地域、その他: 亜種区分で示したように、北海道、東北、本州中部、中国、そして九州各地方。 |