資料詳細

項目 内容
資料番号 CH00005598
形状 自然史
資料名 オオイチモンジ
作者 日本産蝶類藤岡コレクション
設置場所
コレクション名 日本産蝶類藤岡コレクション
計測値 W(mm) 78
計測値 D(mm)
計測値 H(mm)
分類 自然史
解説 和名:オオイチモンジ
ラテン語:Limenitis populi(Linnaeus, 1758)
英語名:Polar Admiral

亜種名:日本産 ssp. jezoensis Matsumura, 1919

雄雌の区分:♀

採集地:白骨温泉

採集年:30,Jul.,1954

採集者:S. Ishikawa

主な特徴:
形態的特徴:♂♀とも前後翅地色が黒褐色で中央部に白帯を表す。この白帯が前後翅を繋いで一文字になることから、イチモンジという名称が付された。わが国には近縁種にイチモンジチョウ、アサマイチモンジの2種がいるがこれらも同一の斑紋を表すが、オオイチモンジはその名の通りはるかに大きい。

生態的特徴:年1化。本州中部、北海道とも7月初めから中旬にかけてが雄の最盛期。♀はやや遅れて7月中旬から下旬にかけてが活動期。発生直後の♂は吸水のため河原や湖畔の湿地に降りるが木々の梢近くの高所を飛ぶ姿がよく目撃される。なお獣糞や小動物の死骸などにも集まる。♀はウツギの花などの吸蜜に訪れる。

食餌植物:ヤナギ科のドロノキ、ヤマナラシなど。

主な分布地域、その他:
我が国では本州中部および北海道道東部に限られる。北海道では平地から山地にまで広く分布する。本州中部では、南北アルプスと奥日光、八ヶ岳など標高1000m₋2500mの山地に棲息する。
国外では、朝鮮半島、中国東北部、ロシア沿海州からシベリアを経て、ユーラシア大陸北部全域に棲息する。