資料詳細
項目 | 内容 |
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資料番号 | CH00005596 |
形状 | 自然史 |
資料名 | ミヤマカラスアゲハ |
作者 | 日本産蝶類藤岡コレクション |
設置場所 | |
コレクション名 | 日本産蝶類藤岡コレクション |
計測値 W(mm) | 126 |
計測値 D(mm) | |
計測値 H(mm) | |
分類 | 自然史 |
解説 | 和名:ミヤマカラスアゲハ ラテン語:Papilio maackii Mēnētriēs, 1858 英語名:Peacock 亜種名:日本産は個体変異、季節変異、地理変異いずれも激しいがすべて東アムールがタイプ基産地である名義亜種 ssp. maackiiと同一亜種とされる。 雄雌の区分:♀ 採集地:鹿児島県屋久町小杉谷トロ道 採集年:19,Jul.,1991 採集者:Yamanaka 主な特徴: 形態的特徴:近縁種のカラスアゲとの外見上の区別点は後翅裏面に黄色帯を濃淡、鮮明、不鮮明の区別はあるが必ず表すことにある。これにより識別可能。北海道、あるいは東北・中部の寒冷地ほど前後翅表の青緑色の鱗粉の発達が良い。 生態的特徴:北海道から本州中部山間地で年2化。関東以南の平地では年3化の所もある。春型は小型で青緑色鱗粉の発現が良い。 飛翔は敏速。発生直後の♂は河原などに吸水に訪れる。特に第2化に当たる夏型では、数百匹の大集団を作ることが北海道で観察されている。♀は春にはツツジ、夏にはヤマユリなどを訪花吸蜜する。 食餌植物:ミカン科のキハダ、カラスザンショウ、ハマセンダンなど 主な分布地域、その他: 国外の分布域は、朝鮮半島、中国北東部、および極東ロシア。なお、別種とされていた中国の中部から南西部にまで広く分布するシナカラスアゲハ、P. syfanius(Oberthur, 1886)は最近の研究者の間では本種の1亜種とされることが多い。 |